幼稚園や保育園のお迎えなどにきた保護者の方のなかには、子どもたちに話しかける際に「幼児語」を用いるお父さんお母さんがいるようです。「幼児語」は、小さいこどもたちにとっては理解しやすいことばでありますので、ある程度の年齢にさしかかったからと言って無理に「幼児語」から離脱させるような働きかけを行う必要性はないようです。子どもたちも周囲の環境や周囲のお友だち、大人たちが使うことばをしっかりと認識しながらことばを覚え学んでいきますので、子どもたちの成長ぶりを把握しながら、分かりやすい言葉を使ってお話しをすることが望ましいようです。「幼児語」を使う時期が長すぎるときちんとした日本語を子どもたちが覚えないなどと考えていらっしゃる保護者の方も少なくないようですが、子どもたちの成長ぶりによってことばを覚えるスピードが異なることを大人たちが認識しておきましょう。